フルローン

ふるろーん

フルローンとは、不動産を購入する場合に必要になる購入費用(物件の価格)と諸経費(税金や仲介手数料など)のうち、物件の購入費用を全額金融機関から借入れをすることです。
 
「アパート1棟5,000万円、諸経費250万円」の不動産投資で、購入費用5,000万円を全額借入れするのがフルローンです(諸経費は自己資金)。
 
銀行融資では、融資の上限が物件価格の8~9割までという場合が多く、フルローンの融資は原則ありません。購入価格まで融資を受けたい場合は、自宅や遊休不動産など追加の担保(添え担保ともいう)が必要で、かつ銀行の融資審査が通った場合に限定されます。
 
銀行は不動産投資へ融資するとき、その担保となる物件価格を厳しく査定します。借りた人が返済不可能になると、担保を売却(競売)して融資を回収します。しかしこうした売却では価格が大幅に下がります。そのために銀行は融資上限を設けています。物件価格と同額まで融資するフルローンは銀行にとってリスクが高いので融資審査が厳しく、実現性は低くなります。
 
また、物件価格に加え諸経費の金額まで加えた融資を「オーバーローン」といいます。フルローン以上にリスクが高まるので、銀行の融資姿勢はさらに厳しくなります。

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