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地番
ちばん
地番とは、土地を特定するために一筆の土地ごとに登記所(法務局など登記を扱う公的機関)が付けた番号のことです。
日常生活で用いる住所(住居表示)とは異なります。住居表示の番号は建物につけられる番号で、住居表示は市町村が定めます。
一方の地番は、登記で管理される土地の場所、権利の範囲を表す登記上の番号です。合筆や分筆をすると、枝番が生じたり、番号が連番でなくなったりします。
<分筆>(ぶんぴつ 土地を複数に分けること)
分筆した場合は、分筆する前の地番に枝番号をつけます。
【例】100番の土地を2つ(2筆)に分筆すると地番は、100番1 、100番2となる
<合筆>(ごうひつ 複数の土地をまとめること)
合筆する場合は、合筆前の首位(番号が若い)の地番にします。
【例】100番1と100番2という土地2筆を合筆して1筆にすると地番は、100番1になる
地番が不明の場合は、登記所にあるブルーマップ(住居表示地番対照住宅地図)と地図(住居地図)を照らし合わせて地番のあたりをつけ、公図を確認します。
地方など住居表示が実施されていない地域では、住所を地番で表す場合があります。
たとえば、地番の表示「〇市▲100番」(▲は地名、字(あざ)など)が住居表示では「〇市▲町■丁目100番」で地名、字が町名になるケースです。
また地番は原則、繰り上げされることがありません。
合筆例で100番2の隣に100番3という土地があり、100番2が合筆されたので(あるいは災害で海中に没してしまい滅失されたので)100番3が100番2に繰り上げられる、ということはあり得ません。
100番3は、合筆分筆がなければ、原則永久に100番3のままです。