相続税

そうぞくぜい

相続税とは、相続に際してかかる税金です。払うのは相続や遺贈を受けた人です。

ただ、現実に相続税が支払われているケースは相続発生件数の1割未満です。なぜなら、相続税は

基礎控除額=3,000万円+600万円×法定相続人の数

と比較的、基礎控除額が大きいからです。つまり、子供3人がいる家庭で母親が亡くなった場合(父親は既に死亡していたとします)、4,800万円以下なら相続税はかかりません。細かくいうと、小規模宅地の評価減の特例や配偶者の税額軽減などがあるため、上記の例で配偶者も相続人であるような場合は、相続税が免除になるケースはもっと増えます(小規模宅地の評価減の特例や配偶者控除を受ける場合には申告が必要となります)。

もっとも、都市部の不動産であれば評価額もかなりの金額になりますから相続税は重要です。というのも日本では相続税の税率がかなり高いのです。

例えば、1人当たりの相続額が5,000万円~1億円だと相続税率は30%、1億円~2億円だと相続税率は40%、さらに6億円を超えると55%になります[平成31年4月1日現在]。

このような相続税の根拠は「富の再分配」といわれています。つまり、貧富の差が固定・拡大するのを防ぐのが目的です。ただ、相続税は現金一括納税が原則なので、相続人にとっては大きな負担となるケースも少なくありません。

監修:税理士法人 スバル合同会計

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