液状化

えきじょうか

液状化とは、地震により地盤が液体のように柔らかくなってしまう現象のことです。

液状化はどんな土地でも起こりうるものではなく、(1)地下水が豊富(2)緩い砂地盤(3)強い地震という3つの条件が揃った際に発生します。

通常、砂同士は適度なバランスで結びついた状態のまま安定しています。しかし、強い地震が発生するとそのバランスが崩れ、いわゆる泥水の状態に変化します。

こうなると地盤の強度は著しく低下しますから、重量のある建物が沈んだり、浮力でマンホールや下水管が浮き上がったりするわけです。

他にも地表への土砂流失・道路の断裂などが起これば、交通に重大な影響を及ぼします。また、下水管へ流入すれば、長期間にわたり生活が困難になるでしょう。

こういった液状化の深刻な被害を一気に世へ知らしめたのが、2011年の東日本大震災により発生した千葉県浦安市の液状化災害です。

それまでも液状化は全国で発生していましたが、市内の86%が液状化被害を受けるという類を見ない被害により、単なる復旧だけでなく再液状化対策の必要性がクローズアップされるようになりました。

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