- TOP
- RENOSY マガジン
- 不動産用語集
- [き]で始まる不動産用語
- 共同担保目録【きょうどうたんぽもくろく】
共同担保目録
きょうどうたんぽもくろく
融資の担保として、複数の不動産に抵当権や根抵当権設定することを共同担保といいます。
住宅ローンでは土地と建物に抵当権設定しますので、この場合は土地建物が共同担保です。
そして共同担保がどの不動産に設定されているのかという記録が共同担保目録です。
不動産に関することはすべて法務局で記録されています。共同担保目録も法務局で記録、作成、保管されています。実際には電子記録化されデータとして保管されていますが、全部事項証明書(いわゆる不動産閲覧)を取り寄せれば共同担保目録を見ることができます。
登記情報証明書の「乙区」(権利部)には借金と担保に関する内容が記載されていますが、共同担保目録は乙区の後半にあって「〇〇株式会社が▲▲銀行から融資を受ける担保として■■億円の根抵当権を設定している」「その目録の番号は☆☆☆☆号」といった具合です。
目録の番号はカッコ( )のなかにひらがなやカタカナ一文字、そのあと算用数字が何桁か続きます。
金融業や不動産業界の人間なら、共同担保目録を見ればどれだけの不動産がどういった担保になっているのか一目瞭然です。また公図(土地権利を地図にした図面)と共同担保目録があれば、担保になっている不動産の場所と範囲がわかりますし、一般の地図と照らし合わせれば、より正確な場所が特定できます。現地調査する前に利便性などを机上で推定することまでできてしまうのです。