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壁式構造
かべしきこうぞう
壁式構造とは、柱と梁を壁として一体化した構造の「耐力壁」と床で構成し荷重を支える方式で、建物の構造の一種です。
壁式構造は、主に低層の建築物で採用されます。メリットとして、一般に柱が必要ないことから、壁に出っ張りのない、すっきりとした室内空間を実現できることなどが挙げられます。デメリットは、耐力壁が一定の密度で必要なため、大空間を構築することは難しく、窓の数や大きさといった、開口の開け方にも制限があることなどです。
壁式構造の建物の特徴として、耐力壁は通常の壁よりも分厚い傾向にあるので、単純にその分厚さの分、防音性、断熱性に優れていることがあります（ただし防音材、吸音材や仕上げなどの条件にもよるので、一概にいうことはできません）。
建物の規模としては、高層になると靭性（じんせい）が不十分となることから、法令等により一般には5階建て以下に制限されています。
鉄筋コンクリートでできた建物の構造には、他にラーメン構造があります。
