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財形住宅融資
ざいけいじゅうたくゆうし
財形住宅融資とは、住宅取得のための公的融資です。
財形住宅金融株式会社(財住金 厚生労働大臣登録の福利厚生会社)が、独立行政法人勤労者退職金共済機構から資金を借り、住宅の新築、購入などに必要な資金を融資(転貸)する制度です。
全期間固定金利というのはフラット35と同じですが、財形住宅融資最大の特徴は5年ごとに適用金利を見なおす「5年間固定金利制」です。見直しがあるものの、固定金利期間が5年と短いため、金利は通常フラット35より低くなっています。
<参考>金利は各々ローンのサイト掲示を引用 *正確な金利は必ずご自身で確認してください
財形住宅融資:0.53%(2019年11月現在 特例措置など優遇金利を除く)
フラット35:1.17%(2019年11月現在 返済期間21~35年「最頻金利」)
金利が低い反面デメリットもいくつかあります。
財形住宅金融株式会社に出資している会社に1年以上勤務して、財形貯蓄も1年以上継続し、残高が50万円以上ある人でないと申込みができません。
また借入できる金額は財形貯蓄の残高の10倍で最高4,000万円まで、つまり4,000万円借りるためには財形貯蓄が400万円が必要という意味になります。仮に22歳新卒で入社して財形貯蓄を400万円貯めるには、毎月34,000円弱を10年(120ヶ月、利息は考慮せず)積み立てなくてはいけません。
その他にも土地の購入時期や建物の基準などいくつか制限があり、また団体信用生命保険の保険料を別途支払う必要があるといった点もデメリットといえます。