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短期プライムレート

たんきぷらいむれーと

短期プライムレートとは、各銀行が決める、1年以内の短期貸出における最優遇金利のことです。

融資金利には、通常は金融機関が考える融資先企業のリスクが上乗せされます。業績良好、財務が健全など銀行から見て優良な相手には、このリスク分の上乗せをせず基準金利そのままで融資をします(金融機関では基準金利=最下限の金利という意味で使います)。

金融自由化前の長期プライムレートは、(旧)長期信用銀行(改称、合併等でみずほ銀行が継承)発行の「5年物金融債の利率+0.5%」が基準でした。現在の長期プライムレートはみずほ銀行が自主的に決定・公表した金利が日銀HPにも掲載され、一般に長期プライムレートとして認知されています。

しかし新規の融資で長期プライムレートを用いる銀行はほとんどなく、以前に長期プライムレートで融資をして今も残っている債務に適用されているだけ、というのが実態です。

新規融資においては、短期なら「短期プライムレート(短プラ)」(市場金利に連動し各行が決める最優遇金利)、長期なら「新長期プライムレート(新長プラ)」(短期プライムレートに融資期間3年未満は+0.3%、3年以上は+0.5%を上乗せ)が適用されています。

金利自由化後、原則的に金利は金融機関がそれぞれ独自に決めることができて、競争原理が働けば各行で差があるはずですが、現実はどこの銀行もほぼ横並びで一緒です。

短期プライムレートを公表している銀行はありますが、新長期プライムレートについては公表している銀行はありません。新長期プライムレートという言葉自体があまり使われることがなく、例えば「短期プライムレートに連動して決定される長期融資の金利」などといった表現があるくらいで、また具体的な金利水準は公表されていません。

関連用語: 長期プライムレート新長期プライムレートプライムレート

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