アルコーブ

あるこーぶ

アルコーブとは、一般に住宅の玄関前に設けられるスペースのことです。玄関周りの壁面をへこませる、玄関前の床仕上げを変えるなどの手法によって、しばしばその他の部分と区別され、アルコーブであることが示されます。

アルコーブは、玄関前の干渉空間として作用し、住戸の独立性を高める効果があります。共用部分でありながら、各住戸の専用使用部分となっていることが一般的です。そのため、共用廊下側の居室のエアコン室外機を置くためのスペースとしても使われることが多いです。門扉を設置しさらに独立性を高める手法もあり、そのような場合はしばしば自転車の保管などにも使用されます。

類似の用語にポーチという言葉があります。基本的な意味合いは近いのですが、ポーチは庇(ひさし)を設けた部分という意味合いが強いのに対して、アルコーブは壁面がへこんだ部分というイメージが強いという違いがあります。ただし、用語の使い分けはあいまいで、壁面がへこんでいるものをポーチとよんだり、庇の設けられているものをアルコーブとよんだりすることもあります。

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