近隣商業地域

近隣商業地域とは、近隣に住む住民の買い物が便利なように、商業施設の充実を図った地域のことです。

商業がメインの地域だけに、準住居地域よりも建築できる建物の基準が、大幅に緩和されているのが特徴です。200m²以上の劇場・映画館・演芸場や300m²以下の自動車修理工場、150m²以下で危険性の少ない工場の建築が認められています。

また近隣商業地域では、店舗に対する床面積の制限がなくなります。

許可される建築物の条件は商業地域とほぼ同じですが、「キャバレーや個室付浴場などの風俗施設」が認められていません。

準住居地域の指定は少し奥まった幹線道路沿いなどが多いのに対して、近隣商業地域には、駅前商店街や商業地域近郊の幹線道路沿いが多く指定されています。

そのため、ショッピングセンターをはじめ、商店、飲食店などの商業施設が立ち並ぶ中に、マンション・戸建住宅が混在することになります。買い物などが便利な反面、騒音や治安の面で若干生活がしづらいかもしれません。