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ベントキャップ
べんときゃっぷ
ベントキャップとは、給気管と排気管の外壁開口部から、雨水が侵入しないように取り付ける円形カバーのことです。
直接雨が当たる場所に取り付ける場合、半円型の雨水よけカバーが付いたタイプか、カバーを長くしてガラリ(格子状の排気口)を下部に取り付けた「深型フード」を使用します。
軒下など雨が吹き込まない場所では、ガラリが露出したカバーのないタイプを設置する場合もあります。
また建物のデザインに合わせて、「パイプフード」と呼ばれる四角いカバーを使うこともありますが、性能面では丸型と特に大きな違いはありません。
ベントキャップに使用される材料にはアルミ・ステンレス・樹脂などがありますが、サビ発生と耐久性の面から、ステンレス製が最も一般的に使われています。
ベントキャップ取り付けに関しては、下記に注意して施工してください。
- 虫の侵入を防ぐために、ベントキャップには必ず防虫網を取り付けること
- 雨水の建物侵入を防ぐために、外壁とベントキャップの接続面は、シーリング材でシールをすること
- 防火地域など、延焼のおそれのある場所には、一定の温度で蓋が閉まる「防火ダンパー付きベントキャップ」を使用すること
- 下から中が見えないように、取り付け場所によってガラリの向き(横吹き・下吹き)を調整すること