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- 陸屋根【ろくやね・りくやね】
陸屋根
ろくやね・りくやね
陸屋根とは、「ろくやね」もしくは「りくやね」とよばれる、傾斜がほとんどないフラット(水平)な屋根のことです。
よくある三角屋根のような勾配がなく、主にビルやマンションで使用されています。しかし近年では、屋上の有効利用を求めるニーズが高まっていることから、一般住宅でも利用される機会が増えてきました。
陸屋根のメリットとしては、
- 屋上が利用できる
- メンテナンスや、太陽光発電・物置などの設置工事が容易
- 雨樋の破損がない
- 屋根裏スペースが必要ないので、天井高を確保できる
- お洒落な外観
などが挙げられます。
しかし、雨樋の破損がない代わりにゴミが溜まりやすいなど、メリットゆえのデメリットも少なくありません。
- 防水工事の費用が高い
- 排水口に葉っぱやゴミが溜まりやすい
- 雪が降ると、雪が積もって屋根に負担がかかる
- 屋根裏スペースがないため、夏場は最上階の部屋が暑い
- 木造住宅では、雨漏りが発生しやすい
なかでも注意が必要なのは雨漏りです。構造上どうしても雨水が溜まりやすいので、通常の屋根よりも防水工事を念入りにおこなわなくてはいけません。
防水方法は、防水剤を塗る「ウレタン・FRP防水」と、防水シートを貼る「シート防水」の2種類に大きく分類されます。
それぞれ、耐用年数や工事費用が違いますので、建物の工法や広さに合った適切な防水方法を選びましょう。