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作成日: 2018.05.21

ガーデニング好きな人は、どこまでマンションで緑を楽しめる?

ガーデニング好きな人は、どこまでマンションで緑を楽しめる?

「マンションだと思い切りガーデニングが楽しめない。広いベランダやルーフバルコニー付きのマンションだったら……」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。マンションでガーデニングを楽しむポイントやコツを、マンションの管理規約ではどこまでOK?などの疑問に答えながら紹介します。

一般的なマンションでガーデニングはどこまでできる?

「素敵なウッドデッキのベランダ」は、ガーデニング好きな方であれば一度は考えるのではないでしょうか。
ベランダは、マンションの「専有部分」ではなく「共有部分」。つまり、リフォーム・改装をすると管理規約違反になってしまうのです。これにはしっかりとした理由があり、主に避難経路としての役割も兼ねていることが挙げられます。
「洗濯物を干したり、私物を置くのがいいのなら共用部分とは言えないのでは?」という疑問があるかもしれません。ベランダは「共有部分」ですが「専用使用部分」で所有者がプライベートなスペースとして使うことは認められています。

ベランダにプランターや植木鉢を置くことは、マンションによっては認められています。禁止されているマンションもあるので管理規約を確認しましょう。置ける場合にもプランターや植木鉢の重さが「1平米あたり○kgまで」と定められている例が多く、大きい観葉植物や花壇は置くことが難しい場合があるでしょう。これも「落下事故やベランダの破損を防ぐため」という理由があります。

では、ベランダに砂を敷き詰めて花壇にすることはどうでしょうか。これは一般的なマンションでは、ほぼ禁じられているでしょう。排水口の詰まりなどを起こしてしまうためです。

ベランダのウッドデッキ化や装飾は管理規約でNG?

上記のようにベランダで大掛かりなリフォームをしてウッドデッキなどにすることは難しいですが、管理規約の範囲でガーデニング空間を楽しむことは可能です。
ホームセンターで入手できるような簡単に取り外しできる「装飾タイル」や「ウッドデッキ風のパーツ」「人工芝」などをベランダに敷くことは、特段禁じられていない限りガーデニング空間として楽しむことができます。

ガーデニング好きの方は、マンション選びの際、三面採光で日当たりも良く、ベランダの数も2つ以上確保できる角部屋をオススメします。排水トラブル、落下事故、隣人からのクレームなどのリスク軽減の観点から、低階が望ましいでしょう。

また、次の選択肢があるなら、一階の専用庭付きマンションかルーフバルコニー付きのマンションもおすすめです。専用庭はほぼ戸建に近い形でガーデニングを楽しめますし、ルーフバルコニーは通常のベランダより自由度が高くなります。

土間をつくってサンルーム風に

ベランダは「共有部分」なので制限がありますが、「専有部分」であるリビングの一部を土間スペースにしてガーデニング空間にする、という方法もあります。これからリノベーションをするという方へおすすめです。

リビングと窓が接する一部分をモルタルかモザイクタイルの土間にします。その土間にプランターや植物を配します。もちろん「専有部分」であるので、自由な空間演出が可能。室内でありながらサンルームのような感覚で、ガーデニング空間を確保できます。

プランターやタイルパーツ、壁面も活用 

通常のマンションベランダでガーデニングを楽しむには、パーツタイプのタイルやウッドを活用するほか、壁面に演出を施すこともオススメ。ホームセンターだけでなく、100円ショップなどにもガーデニングのプチ空間を演出する優れものアイテムが揃っています。
シャワーカーテンで飾りつけたり、可愛くペインティングしたすのこの上に、小さな鉢植えやプランターを並べるのもおすすめです。

戸建の広い庭ほどお手入れの時間も必要なく、限られたスペースで工夫を凝らして楽しむベランダガーデニング。マンションのベランダはリビングからも目が届きやすく、日々の暮らしの中に彩りを添える空間になることでしょう。

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この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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