スパン

すぱん

一般的にスパンといえば、時間の間隔のことですが、建築用語では隣接する柱と柱の間の距離のことをいいます。木造住宅よりは、柱型が見えるマンションや学校などの公共施設をイメージするとわかりやすいと思います。

部屋は通常4本の柱の間の部分を、壁や窓、出入り口の扉で囲うことで構成されています。その柱と柱の間の部分がスパンになります。隣接する柱で囲まれたスパンの部分に、壁や開口などを設けて部屋とするのは、部屋内部に柱が現れないようにするためです。1スパンは5~12m程度が一般的です。

また、柱と柱の間には梁があるため、スパンは梁間(はりま)ともいわれます。体育館や博物館などの柱のない大空間を作りたい場合には、空間をアーチ状にするなど、柱・梁に構造的な工夫をすることで大スパンとすることが可能です。大スパンでは数10mのものから100mを超えるものまで実現することができますが、強度を上げるなど構造上の工夫をする分、費用も高くなるため、マンションなどの住宅建築には用いられません。

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