おしゃれでシンプル！話題の団地リノベーションが人気の理由
築年数が経っているものの、広い敷地にゆったりと建てられていて、緑豊かで採光や通風などの条件も優れていることが多い団地。団地はリノベーション向きと言え、「団地リノベーション」は昨今人気です。魅力やメリット、人気の秘密を探ります。
団地は低層でシンプルな外観、ほぼ四角で規則性のある間取りが特徴です。こうした物件は、住む人がインテリアを楽しめる、シンプルでおしゃれな空間にリノベーションしやすいと言えます。
昭和建築なので天井が低いですが、開放的なリビングダイニングへとリノベーションする際に邪魔な梁も少なく、また低層であるためコンクリートの天井をそのまま骨組みのままみせるなどの「躯体現し」で、スタイリッシュなデザインにしやすいです。
さらに二階のあるメゾネットタイプの団地なら、吹き抜けにしたり、一階をオープンスペース、二階をプライベートスペースにするなど、個性的な間取りとデザインも楽しめます。
価格が手頃、アクセス・治安の良いエリアが多い
団地リノベーションのメリットは「価格が手頃」という点が大きいでしょう。高度経済成長期以降に建てられた団地の多くは築30～40年くらいで、中古マンションとしては購入しやすい価格となっています。
築年数が経っているものの、団地は治安の良さや交通アクセスなどに優れ、理想的なロケーションであることが多く、物件としては好条件です。さらに専用の広場や公園があり、近隣に児童施設などがある場合も多いので、子育て環境として最適といえるでしょう。
緑豊か、敷地が広いので日当たりが良い
都会の限られた敷地に所狭しと建てられたマンションと比較して、広々した敷地に適切な戸数で空間を開けて建てられた団地。緑豊かな広場があることも多く魅力的です。採光を遮る高い建物がないので、低層でも日当たりがよく、風通しも良い絶好の住環境と言えるのではないでしょうか。
低層の団地は子育てをする上でに安全であり、さらに構造がしっかりしているという隠れたメリットもあります。
シニア世代と子育て世代の交流も
こうした団地は、当初は夫婦と子供二人の四人家族を想定して建てられましたが、現代のライフスタイルでは、夫婦二人または子供一人の三人家族が多く、団地は「少しゆとりのあるジャストサイズ」です。つまり今のファミリーが住む際にも理にかなっているのが、団地リノベーションなのです。
特に大規模団地の場合は、郵便局やコンビニ、保育所などが敷地内または近隣にあり、生活の利便性も高いことがメリットです。
団地を新築で購入している世帯は、既に子供も独立したシニア世代。昨今ではリノベーションで団地に来た若いファミリー世帯と、こうしたシニア世帯の世代を超えた交流も生まれています。
核家族化で子育てが不安な若いお母さんと、子育ての大先輩であるシニア世代。団地では人の目が届きやすく、現代の孤立を避けられるメリットもあるのです。
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