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作成日: 2018.10.01

マンションをリノベーションしたい。60平米の場合のポイントを紹介

マンションをリノベーションしたい。60平米の場合のポイントを紹介

マンションのリノベーションという選択肢が身近になってきました。購入した中古物件をリノベーションして快適に住もうと考えている方も多いのではないでしょうか。60平米の物件を例にリノベーションのポイントを見ていきましょう。

60平米のリノベーションのポイント

60m2というと、4人家族で住むには少し手狭に感じる広さです。そのため、60m2リノベーションをするときのポイントは、いかに狭さを感じさせずに、開放的で利便性の高い空間を作るかです。

部屋をつないで開放感をプラス

築年数の経過したアパート・マンションであれば、間取りが昔のままかもしれません。かつては、4~6畳ほどの小さな部屋をたくさん作る傾向がありました。そのため、広いリビングルームがない物件もあります。

そのようなときは部屋をつないで、大きなリビングを作り、開放感をプラスしましょう。家族の集まるスペースは、開放的で明るい雰囲気にしたいという人が多いのではないでしょうか。

他にも、照明を埋め込み式にしたり、壁紙を白に統一したりすることで、部屋の開放感を高めることができます。部屋の開放感にこだわってリノベーションを検討してみてください。

収納を追加して住みやすさをプラス

例えば初めての子供が生まれたタイミングでは、一気に荷物が増えて荷物の置き場所や整理に苦労します。

また生活していく上で、ある程度の広さの生活空間や収納スペースがほしくなる場合もあるでしょう。収納をたっぷり確保するリノベーションはどうでしょうか。

例えば、壁面に収納スペースを設置したり、玄関などのスペースを有効活用し収納場所を確保したりすることが考えられます。収納スペースを確保するだけならば、小規模のリフォームで済むでしょう。

60平米のリノベーションの費用

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では60m2の物件をリノベーションするためにはどの程度の費用がかかるのでしょうか。

1平米当たりの平均単価

1平米あたりのリノベーションに必要な費用の平均単価から、およその予算を計算できます。

60m2の家全体をフルリノベーションする場合は、1m2あたり15万円ほどが相場といわれています。そのため60m2だと900万円を、およその予算として参考にしましょう。

部分的な変更の場合

リノベーションというと家全体を丸ごと新しくする、スケルトンの状態から新たに作り上げる「フルリノベーション」のイメージが強いですが、全体の間取り構成に問題がない場合は、部分的に設備を入れ替え、天井・床・壁を変えることでも十分に家の雰囲気を変えられます。

部屋の壁を取り除き、部屋同士を繋げる場合は施工内容によりますが約150万円~、広い部屋に新しく壁を設置する場合は約20万円~、簡易的な間仕切り壁を設置するだけなら約7万円~が相場です。水回りを動かさない場合は配管に影響がなく、それほど費用はかさみません。

マンションリノベーションはここに注意

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マンションをリノベーションしようとする場合は、いくつかの注意点があります。

管理規約は最初に確認

リノベーションを検討する前に、工事が可能かどうか管理規約を見て確認しましょう。

マンションの管理規約によっては、リノベーションできないか、リノベーションが可能でも場所が限られている場合があります。まず、管理組合や不動産仲介業者、リノベーション業者に確認しましょう。

マンションの構造

マンションの構造には主に2つの種類があります。柱とでマンションを支えるラーメン構造と壁と床で支える壁式構造です。

ラーメン構造の場合は、柱とが確保されていれば大丈夫なので、壁を移動させることができ、リノベーションの柔軟性は高いと言えます。

しかし壁式構造の場合は、壁を移動するとマンション全体に影響を与える可能性があります。そのため、壁式構造リノベーションの柔軟性は低いです。

また床や天井についても、床下や天井裏に空間を設けてある二重床二重天井といった構造があります。この構造だと、空間を利用して水回りの配管や電気配線ができるので、リノベーションの柔軟性が高いです。

構造によってはリノベーション内容に制限も

前述したように、壁式構造の間仕切り壁などは構造上、マンションに必要なため撤去することはほぼ不可能です。

また水回りを動かすことを検討する場合も、給排水口の位置によっては希望の場所に動かせないことがあります。共用部分に接している箇所も改修することは難しいでしょう。

特にリノベーションを前提に中古物件を購入する場合は、リノベーションするのに管理規約や構造の面で問題がないかを確認しておきましょう。

まとめ

60m2リノベーションは解放感や収納の確保を意識して取り組みましょう。中古物件を買う場合などは、管理規約などについてあらかじめ確認しておく必要があります。事前にしっかりと調査・検討して満足のいくリノベーションを実現しましょう。

※本記事の情報は、信頼できると判断した情報・データに基づいておりますが、正確性、完全性、最新性を保証するものではありません。法改正等により記事執筆時点とは異なる状況になっている場合があります。また本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

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この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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