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作成日: 2018.09.06

マンションをリノベーションでおしゃれに。意識したい5つのポイント

マンションをリノベーションでおしゃれに。意識したい5つのポイント

新築に比べると比較的低価格で自分の希望に沿った物件に住めることから、中古マンションを購入してリノベーションする人が増えています。おしゃれなデザインにするにはどうすれば良いのでしょうか。中古マンションをリノベーションすることの魅力とポイントを紹介します。

デザインだけじゃないリノベーションの魅力

リノベーションとは、既存の壁や床を取り払って間取りを変更したり、素材や色を変更したりすることで、自分好みの家に作り変えることを言います。

家の中の構造にもよりますが、ある程度自由に設計ができるので、理想の家を手に入れる新たな選択肢の1つです。リノベーションの魅力はそれだけではありません。

もし、都心で新築マンションを探すとすると、なかなか希望にあったマンションを探すのは難しいうえ高額なことが多いです。一方リノベーションを前提に中古マンションを探してみると、はるかに安い予算で購入できることもあります。

リノベーションはいくらでできる?フルリノベーションなら15万円/1m2を目安に

リノベーション費用は、物件の広さ、築年数、構造、そしてリノベーションのプラン(デザインや材質など)によって変わります。

マンション一室をフルリノベーションする場合、1m2あたり15万円程度、つまり60m2で900万円程度からといわれています。間取りを変更して壁を増やしたり、よい材料を使ったり、水回りの設備を入れかえたり、配管を工事したりすれば、高額になっていきます。 

  • 使用していない部屋と、廊下を挟んだもう1つの部屋を一体化させて、壁やドアを塗り替えて広い1室を作りたい
  • リビングダイニングを窓辺に配置して採光を確保し、家の壁を白一色にすることで光の反射で部屋を明るくしたい
  • 騒音が気になる部屋の床の遮音性を高めたい
  • 天井を取り払って部屋を広く感じたい

など、要望を伝えるとその家でできることがわかります。費用を抑えたい場合は、以前の住人のお風呂やキッチンの設備をそのまま使う、ということが可能な場合もあります。工事費はリノベーション業者によっても異なります。複数業者の見積もりを比較してから依頼をするようにしましょう。

自分だけの個性的な空間に

上記の例のように、大胆な間取り変更や防音加工など、リノベーションによって部屋がまるで違うデザイン・快適空間に生まれ変わります。

単なる中古住宅の改修にとどまらず、住む人のライフスタイルや価値観に合わせたリノベーションで、自分だけの個性的な住まいに作り上げることができるのです。

おしゃれで楽しいリノベーションの5ポイント

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お部屋をおしゃれにリノベーションするうえで、部屋の雰囲気を自分好みに変えるためのポイントを5つ紹介します。

壁と床にこだわる

ほとんどの住宅は白を基調とした壁紙が多く使用されており、どんな家具やインテリアにも合わせやすく、部屋を明るく綺麗に見せてくれます。

しかしリノベーションで思い切ってこの壁紙の色を変えてみると、部屋の印象がガラリと変わり、暖色系なら温かみのある部屋、寒色系なら爽やかで落ち着いた部屋の印象になります。

柄や色のついた「アクセントクロス」を使用するのも良いでしょう。また、部屋一面ではなく一部の壁だけに貼ることで、より個性的でデザイン性の高い部屋になるのでおすすめです。

また壁紙ではなくタイルを使ってみるのも1つの手です。壁紙以上に個性的な空間を演出してくれるうえ、調湿機能を備えたものもあり、室内環境も快適に保ってくれます。

床については、一般的なフローリングの他に、掃除がしやすくデザインもおしゃれなシートフローリングなども人気があります。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

リノベーションをする際にはスケルトンが重要

自分好みのリノベーションを考えた場合、必ずチェックしておきたいのがスケルトンです。

スケルトンとは、建物の中の構造躯体のことで、具体的には柱や、床などがこれにあたります。

スケルトン部分は建物を支える主要部分となるため、ここが劣化している場合、リノベーション費用が高くなる恐れがあり注意が必要です。

これに対し、間仕切りや仕上げ材など構造に直接影響のない部分をインフィルといい、ここについては劣化していてもリノベーションによって容易に蘇らせることができます。

そのため、自分好みのリノベーションを実現するためには、スケルトン部分の状態が良い物件を見極めるようにしましょう。

配色にこだわる

部屋の中で使う色は大きく分けて、壁や床に使う「ベースカラー」と、家具やカーテンに使う「アソートカラー」、そして雑貨や小物に使う「アクセントカラー」の3色を「7:2.5:0.5」にするとバランスが良くなるといわれています。

配色に使う3つの色は、「類似色」か「同系色」もしくは「同一トーン」でそろえると良いでしょう。

「類似色」とは、暖色系・寒色系・中性色系などの色味のことです。類似色で統一することで安心感のある雰囲気を出せます。

「同系色」でそろえるとは、イエロー系やグリーン系など、同じ色相で明るさの度合いが異なる色を組み合わせることです。調和の取れた空間が作れます。

「同一トーン」でそろえるとは、同じ明るさで色相の異なるさまざまな色を組み合わせる方法です。色使いを楽しみながらも、まとまりのある部屋に仕上がります。

間取りにこだわる

前述にもあったように、リノベーションでは設備の位置次第で間取りの変更も可能です。間仕切りを減らし、窓枠やドア枠もなくすことで、家中に光や風が行き届くようになり、開放的な空間を作ることができます。

参加する

リノベーション会社によっては、一部リノベーション工事に参加させてもらえるところがあります。

例えばペンキ塗りなら初心者でも気軽に参加できるでしょう。塗りやすくて安全な塗料がたくさん販売されているので、思っている以上に簡単に仕上げることができます。

大掛かりな家の壁を自分で塗装できるのは、またとないチャンスでしょう。

最近では、専門技術が必要なリノベーション部分だけ内装会社に依頼して、それ以外のちょっとしたデザイン的なアレンジについてはDIYでやるという人も増えています。

例えば、背面型キッチンをカウンターキッチンにするといった施工については内装会社に依頼し、それ以外の細かな装飾部分については、自分の好みに合わせて調達してきたタイルを貼るなど、おしゃれに仕上げることも簡単にできます。

リノベーション費用が予算オーバーしそうな時は、自分でできる部分はDIYを活用するとよいでしょう。

リノベーションをする際には、ちょっとしたアイディアや工夫次第で、より自分好みにカスタマイズすることができます。それこそが、リノベーションをする一つの楽しみでもあると言えるでしょう。

皆さんもリノベーションをする際には、とことん自分好みにこだわってみてはいかがでしょうか?

リノベーションの注意点

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新築に比べて低予算で、思い通りのマイホームが手に入る中古物件のリノベーションですが、注意点も確認しておきましょう。

入居までの時間の見積もりは要注意

注文住宅であれば、ある程度家が完成するまでに期間がかかってしまうと予想がつきますが、中古物件ならすぐに入居できると考えて購入する人もいるかもしれません。

もちろんそのまま入居するのであれば、比較的すぐに引っ越しを始められますが、リノベーションをするとなると、設計や工事の日程を含め注文住宅と同じ位の期間を要する場合があります。

リノベーションを検討する際は、入居までの期間も考慮して計画を立てるようにしましょう。

まとめ

リノベーションをすれば、限られた予算の中で自分の理想の住まいへ作り変えることができます。

間取りごと変えたり、配色を変えたり、さまざまなリノベーションのテクニックを使っておしゃれな空間を手に入れてください。

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この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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