マンション選択時の「治安」はネットと現地、どちらも調査しよう
マンション選びでは、建物の質だけでなく、立地や周辺環境のチェックも重要です。アクセスが便利なこと、買い物がしやすいことなどに加えて「治安の良さ」もチェック項目になります。特に帰宅が遅いビジネスパーソンや、家族に子どもや女性がいる方は「治安」が大事です。ここでは、マンション購入前に治安をしっかり確認する方法を解説します。
ネットで治安を確認するための3つの方法
マンション選びの際にエリアの治安を確認するには、「ネットで検索」と「現地調査」の2つの方法があります。はじめに「ネットで検索」です。次の3つの方法なら効率的に治安の状況を確認できます。
治安を確認1：街の口コミサイト
そのエリアに住む人々の声を集めた口コミサイトを検索してみましょう。「地名（路線名） 口コミ 治安」などのキーワードで検索すると、「駅周辺でよくトラブルを目撃する」「ここの治安はあまりよくない」など、治安に関する口コミを見つけられるでしょう。
治安を確認2：犯罪情報マップ
警視庁が運営する『犯罪情報マップ』もエリアごとの治安を確認するのに役立ちます。ひったくりや侵入犯といった一般的な犯罪の多さをカラーで表示しているので視認しやすいでしょう。どの町の何丁目といった細かいエリアでも確認できますし、広域マップで区ごとの犯罪発生状況も確認できます。
治安を確認3：SNS
マンションを買おうと思っている対象エリアに住んでいる方とSNSでつながり、アドバイスしてもらうのも手です。例えば、Twitterなら対象エリアに住んでいる方のフォロワーとなり、継続的に交流してある程度の信頼関係が生まれたら、ダイレクトメッセージで問い合わせてみるといった流れです。
現地調査では、会う人すべてが情報源
次に「現地調査」の方法ですが、マンションの内見時は、周辺の治安を確認する絶好のタイミングです。せっかく現地まで行ったのですから、しっかりリサーチしましょう。1時間～数時間そのエリアを散策すれば、大まかな雰囲気は把握可能です。
その結果、「マンションは気に入ったけど、治安が悪いのでやめよう」「マンションは普通だけど治安が良いので買おう」といった判断になる可能性もあります。マンションの魅力はあくまでも、建物だけでなく、「立地＋建物」であることを意識しましょう。
現地調査では、会う人すべてが情報源です。例えば、地域密着の飲食店や喫茶店の方に街の雰囲気を聞いたり、犯罪数が変化したりしていないかなどをヒアリングしてみましょう。いきなり治安を聞くのは唐突ですので、「このへんに住もうと思っているのですが」といった前置きがあれば、話しやすいでしょう。
同じ街でも昼と夜の顔はまったく違う
現地調査で、次のようなエリアは治安が悪い可能性が高いでしょう。
- ゴミがたくさん落ちている
- 壁に大きな落書きが目立つ
- 廃屋が目立ち荒れている
理想は、昼だけでなく夜の雰囲気も確認することです。特に繁華街が近い駅近エリアは、昼間はのんびりとした雰囲気なのに、 夜になると猥雑な雰囲気に一変することは珍しくありません。また、住宅街は、昼は明るい印象を受けたのに、夜は街灯が少なく暗いイメージということもあります。以上の方法でしっかりマンション付近の治安を確認し、長く安心して暮らせる街にマンションを購入しましょう。
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