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更新日: 2021.05.21

注文住宅のキッチン価格は?相場や価格を抑えるポイントまとめ

注文住宅のキッチン価格は?相場や価格を抑えるポイントまとめ

注文住宅の場合、間取りだけでなくキッチンも好みの仕様で作ることができます。しかし、こだわった分だけ費用が多くなるため注意が必要です。そこで今回は、キッチンの相場や価格を抑えるポイントについて解説していきます。

注文住宅のキッチン選びのポイント

「このキッチン、おしゃれだからこれに決めた」と対象を決めても、キッチン選びはそれで終わりというわけではありません。

「高さはどうするのか」「収納やコンセントはどうするのか」「天板はどうするのか」など、キッチン選びに付随する項目を検討する必要があります。それぞれの項目について詳しくみていきましょう。

作業するのに快適な高さ

キッチンの標準的な高さは85cmといわれています。しかしこれは、身長156~165cmの場合に使い勝手がいい高さであるため、該当しない人にとっては疲れが生じる可能性があります。

キッチンの高さは「身長÷2+5cm」が理想とされているため、キッチンを選ぶ場合にはしっかりと計算して、自分に合った高さを選ぶようにしましょう。

収納スペースやコンセントの位置

オープンキッチンを選んだ場合には、開放的な空間を作るために吊戸棚が設置されておらず、収納力が不足する可能性があります。そのため、自分が選んだキッチンによっては、カップボードを設置するなどの収納力を高める工夫が必要になるでしょう。

また、キッチンで使用する電化製品の中には、コンセントが必要なものが数多くあります。例えば、コーヒーメーカーや湯沸かしポットなどです。どのような電化製品を使用するのかあらかじめよく考えてから、コンセントの数と位置を決めるようにしましょう。

天板の種類も考慮

天板は、ステンレスと人造大理石が主流となっています。ステンレスは汚れやサビ、熱に強いほかコストパフォーマンスが良い、人造大理石はデザイン性が高くインテリアに馴染みやすいのがメリットです。

しかし、ステンレスは年数の経過とともにくすむ、人造大理石は変色する可能性があるなどのデメリットもあります。また、近年ではセラミック製の物や木材を使用したものなど出てきており、選択の幅は増えています。

デザイン性の高さから人気がありますが、価格が比較的高いものが多いので全体の予算とのバランスも考えて採用したいところです。メリットとデメリットを踏まえたうえで、自分の目的に合ったキッチンを選ぶようにしましょう。

注文住宅のキッチン価格の相場は?

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キッチンは、システムキッチンとオーダーメイドキッチンがあります。システムキッチンは既製品を組み立てますが、オーダーメイドキッチンは一から新しいものを作り上げます。

両キッチンの価格の相場をみていきましょう。

システムキッチンの場合

システムキッチンは、既製品を組み立てるため、比較的コストを抑えやすい傾向があります。しかし、オプションが豊富なため、選んだメーカーや仕様、グレードによって価格がどんどん大きくなりやすいです。

そのため、一般的な210~250cmのI型システムキッチンの価格相場では、50~180万円と差が開いています。

また、天板の材質や食器洗い乾燥機などのオプションを組み込むかどうかによってさらに価格が変わります。あらかじめ予算を決めておき、その範囲内でうまく調整するように心がけましょう。

オーダーキッチンの場合

オーダーキッチンは既製品ではなく、自分の要望に合わせたキッチンを一から作り上げるため、時間と費用が大幅にかかりやすい傾向があります。

そのため、一般的な210~250cmのI型オーダーメイドキッチンの価格相場は、およそ70万円以上、ハイクラスになると150万円以上になるようです。

オーダーメイドキッチンは一から作り上げるため、ミドルクラス~ハイクラスになるのが一般的といわれています。しかし、10万円台のベーシッククラスを設けているメーカーもあります。比較的安価に設置できる場合もあるため、検討する価値はあるでしょう。

キッチンの価格を抑えるポイント

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キッチンは毎日使うため、こだわって使い勝手を良くした方が快適に過ごせるでしょう。しかし、過度にこだわってしまうと費用が多くかかるほか、使わないオプションを持て余してしまう可能性があります。

キッチンの価格を抑えるには、以下のポイントを押さえましょう。

グレードやメーカーを考える

キッチンには幅広いグレードが設定されていますが、一番下のグレードでも性能は十分といわれています。

上位のグレードになれば利便性が高まる場合もありますが、ただ単に使用している素材が良いというだけで、利便性や性能が向上していない場合もあるようです。

グレードを上げるよりもオプションを追加した方が利便性を高めることにつながる場合もあるため、予算配分をよく考えてグレードを選ぶようにしましょう。

また、メーカーによって独自のキャンペーンを展開している場合もあります。オプションが無料になる場合や大幅に値下げされている場合もあるため、こまめにチェックすることも重要です。

工務店は、大手ではないものの良質のものを安価に提供しているメーカーと連携している場合があります。そのため、メーカーにこだわりがない場合には、工務店にメーカー選びを任せてしまうことも費用を抑えることにつながるといえるでしょう。

必要なオプションか再考する

すすめられた時は、「あると便利そう」と思っても、実際に設置してみたところ結局使わなかったということはよくあるようです。

そのため、まずはそのオプションが本当に必要なものか再考しましょう。例えば、食器洗い乾燥機の後付けは手間がかかるケースが多いため、オプションとしてすすめられると利便性の高さからつい加えてしまいがちです。

しかし、二世帯住宅や大人数の場合には食器洗い乾燥機があると便利ですが、二人暮らしの場合には使う食器が少ないため、手洗いの方が効率よく片付けられます。

一度、本当に必要なものなのかどうか判断してから追加するようにしましょう。

まとめ

キッチンは毎日使う場所であるため、こだわってより使い勝手の良いものにしたいと考える方も多いでしょう。

しかし、キッチン選びはこだわればこだわるほど費用が多くかかってしまいます。高価すぎるグレードを選んでいないか、無駄なオプションを追加していないかなど細かくチェックして、コストパフォーマンス面でも優れたキッチンにしましょう。

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この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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