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作成日: 2018.10.24

バルコニーをインテリアでオシャレに。DIYのコツやアイデアを紹介

バルコニーをインテリアでオシャレに。DIYのコツやアイデアを紹介

おしゃれで心地よいバルコニーはマンションライフを豊かにしてくれます。植物やインテリアを配置して、自分好みに仕上げていきましょう。DIYは、隣人に迷惑をかけないこと、規約を守り安全を妨げないことがルールです。

狭いバルコニーをインテリアで変えるコツ

アパートやマンションの小さなバルコニーは、物置や物干しといった実用的な用途に使う人も多いでしょう。しかし、インテリアを工夫すると、実用性を兼ねた癒やしの空間を演出することができます。

床や棚でイメージチェンジ

イメージチェンジのポイントは、ベランダもリビングから続く1つの空間として考えてみることです。素足で上がると冷たく、見た目も味気ないコンクリートの床は、温かみのあるウッドデッキ風に仕上げてみましょう。

ホームセンターやネット通販では、バルコニーに敷き詰めて使えるウッドパネルやすのこを販売しています。特にスクエア型や長方形型などのパネルは、必要な分だけ購入できるのが魅力です。

バルコニーは雨風が入りやすいので、人工樹脂など防水効果の高い素材を選ぶか、仕上げに防水・防虫塗装剤を施すのを忘れないようにしてください。

ウッドパネルは植物との相性がよく、コーディネート次第でオアシスのようなくつろぎの空間を作ることができます。

チェア1つで海外リゾートを演出

ベランダにチェアや小さなテーブルがあれば、読書をしたり、お茶を飲んだりする楽しみが生まれるでしょう。

チェアは小さなベランダに配置できる数少ない家具の1つです。どんなデザインのものを選ぶかによって、ベランダのイメージが左右されると言えます。

たとえば、クッションを置けるゆったりめの椅子は、海外リゾートを演出できたり、木製のアンティークチェアやラタンチェアはグリーンとの相性が抜群で、庭でくつろいでいるような感覚になるでしょう。

眺望も組み入れる

バルコニーから見える眺望に合わせてインテリアの種類や色合いを工夫してみましょう。

都会のバルコニーから見える風景には、シンプルでスタイリッシュな家具を合わせるとモダンさが演出できます。緑あふれる山の風景には、プランターや観葉植物を合わせると、自然との一体感が感じられると言われています。

チェアやソファは、景色が美しく見えるベストポジションに配置します。都会の夜景を見ながらお酒を飲んだり、緑の山々に囲まれて朝食をとったりするなど日常に小さな楽しみが生まれるでしょう。

賃貸でも可能なDIY例

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賃貸物件では、大幅なバルコニーの改造はNGです。賃貸物件でもできる原状回復の手間がかからないDIY例をみていきましょう。

人工芝やタイルを利用した床

上記では、コンクリートの床にウッドパネルを使用する事例を紹介しましたが、人工芝やタイルなどを使うこともできます。

人工芝は本物の芝と違って虫がつきにくく、素足で歩けるのが魅力です。ある程度の広さがあれば子供の遊び場にも丁度よいでしょう。

購入の際は、裏面に水抜き穴があるものや、水はけのよいジョイントタイプとよばれる人工芝を選ぶようにしましょう。廉価な人工芝は、不透性のものが多く、ベランダやバルコニーなどの雨が当たる場所には不向きと言えます。

また、防水性の高いタイルは、汚れがついても落としやすく、お手入れが簡単です。

白や淡いベージュなどの色を選べば、光の反射により部屋の中が明るく見えるでしょう。部屋の床と同系色にして奥行きを出し、部屋を広く見せるという方法もあります。

すのこなどを利用した壁

バルコニーを覆うコンクリートの壁は、時間が経つとシミや汚れが目立ち、全体的に暗い印象になります。そんなときは、木材やすのこを使って壁に柵を作ってみましょう。

すのこの場合は、綺麗に塗装して、数カ所を結束バンドで固定するだけでOKです。隙間には、プランターを吊るすことができるので、緑いっぱいのバルコニーに変身させることも可能でしょう。

室外機もおしゃれにカバー

バルコニーにある室外機は、すのこを使っておしゃれにカバーしましょう。

ペイントしたすのこで室外機の側面、前面、上面を覆い、重なり合ったところをビスでとめ、角の部分をL字金具で固定しておくと、より頑丈になります。

すのこの上には、ちょっとしたプランターなどを置くことができ、バルコニーが有効活用できるでしょう。

雨でもOKのガーデンソファを使ってみよう

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バルコニーは屋根が付いていても屋外なので、雨で濡れることもあれば、湿気を帯びることもあります。また、強い紫外線や鳥の糞などの被害も考えられるでしょう。

屋外にソファを置くときは、革や布製品は避け、防水加工が施された専用のソファやガーデンソファにする必要があります。

加工方法について

ガーデンソファの生地にはいくつかの加工方法があります。環境に合わせて選んでみましょう。

「撥水加工」は、通気性防水加工のことで、生地の糸自体を撥水コーティングし、水を弾くようにしています。生地の上を水滴が転がるように落ちていくのが特徴です。

「耐水加工」は、水が生地の隙間から入らないようにコーティング加工したものを指します。小雨程度なら耐えられますが、上から圧をかけたり、強い雨が当たり続けたりすると、水が染み込んでいく可能性はあるようです。

「防水加工」は、レインコートなどにみられる加工のことで、生地の内側に水を通しません。汚れがついたときも、サッとふき取るだけなので、お手入れがしやすいと言えるでしょう。中には完全防水タイプもあります。

ガーデンソファの種類

ガーデンソファはさまざまな種類・形があります。

よく見かけるのが「ラタン(藤)チェア」とよばれるもので、藤のツルで編み上げた立体感としなやかさが魅力です。ガーデンソファの中には、人工ラタンを使った雨風に強いものもあります。

また、少し広めのバルコニーには、吊るすタイプの「ハンギングチェア」がおしゃれです。半球状のラタン風のものが主流で、1人でゆっくり過ごしたいときに重宝します。

また、シンプルな「ベンチタイプ」のソファも、クッションなどを配置すれば快適に座ることができるでしょう。

詳しくは「バルコニーのインテリアは雨でも楽しめるものに。アイデアのまとめ」をご覧ください。

バルコニーを癒やしの空間にする

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観葉植物などの緑を活用し、バルコニーを癒やしの空間にするアイディアを紹介します。

観葉植物をバルコニーのインテリアに

バルコニーでガーデニングをする人も多いですが、室内のようにおしゃれな空間を作りたいときは、観葉植物を配置してみましょう。

観葉植物は主に葉っぱの形状、色、模様を楽しむものです。緑によるリラクゼーション効果が期待できるほか、バルコニーや窓際の空気を綺麗にするのにも役立つでしょう。夏の暑い日は日よけとしても最適です。

おすすめのインテリアグリーンは?

観葉植物は、日光を好むものと、日陰を好むものの2種類があるため、バルコニーの環境に合ったものを選ぶようにしましょう。

陽射しが強くなりがちなベランダには、地中海が原産の「オリーブ」が最適です。深緑の楕円の形をした葉が特徴で、5月頃には淡い色の花を咲かせます。

アジアンテイストな雰囲気を醸し出したいときは「シュロチク」を飾ってみましょう。ヤシ科の植物ですが、寒さに強いため、日陰のあるベランダにも置くことができます。

大きな植物が置けない場合は、壁やテーブルなどに「ワイヤープランツ」を飾ってみましょう。ツルが垂れ下がるように伸びていくのもおしゃれですし、パンジーやシクラメンなどの花との寄せ植えも楽しめます。

置き場所の注意

バルコニーに観葉植物を置く際は、安全に気を付けなければなりません。落下しやすい置き場所を避けるのはもちろん、強風で飛んでいってしまわないようにしっかりと固定をする必要があります。

また、バルコニーは火事などの緊急時の避難通路になります。大きさや数に配慮して通路を塞がないようにしましょう。隣との間仕切り板の上下、前などに並べるのもNGです。

マンションのバルコニーの注意点

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マンションのバルコニーを使うときは、近隣に配慮しながら、常識の範囲内でアレンジをするようにしましょう。トラブル例を挙げながら、バルコニーの注意点を説明します。

近隣トラブル

バルコニーに観葉植物やプランターを置くときに注意したいのが、排水溝の詰まりや害虫問題です。

土や砂が排水溝に詰まったり、カビや苔で排水管が細くなったりすると、ちょっとした雨でも排水溝の水があふれてくる恐れがあります。漏水問題に発展すると損害賠償請求の可能性がないとは言えません。

また、植物が多いと害虫が多くなり、隣の家のバルコニーにまで侵入するというケースもあります。さらに、バルコニーで飲食をして、調理時の煙や臭いが隣の家の洗濯物についてしまったというトラブルも少なくないようです。

共用部分に当たるバルコニー

さまざまな近隣トラブルが相次ぐのは、バルコニーを「自分たちの所有物」と見なしているからということもあるようです。バルコニーは、その住民の専用使用権が認められているに過ぎません。「共有部分」であることを忘れないようにしましょう。

マンションの管理規約を確認すると、その使用方法が細かく定められているのが分かります。

内容は各マンションで異なりますが、サンルームや花壇、避難の妨げとなる物品の設置は禁じられていることがほとんどです。

すぐに撤去できるようにしておく

火事などの緊急時や、修繕などで立ち入りを求められたときに、バルコニーのものがすぐに動かせるかどうかがポイントになります。

特に、避難ハッチや間仕切り板の周囲に重い物を置く、木の板などで覆う、固定するといった行為はしないようにしてください。

マンションの場合、大規模修繕や定期的な工事が行われますので、バルコニーの大掛かりな模様替えは避けましょう。

まとめ

バルコニーを自分好みにアレンジすると、日常の楽しみが増えるでしょう。植物やチェアを置き、隠れ家のような素敵な空間にしたいと夢を膨らませる人も多いようです。

DIYを行うときは、隣人に迷惑をかけない、避難を妨げないという最低限のルールを守ることが重要と言えます。まずはマンションの管理規約を確認するところからはじめましょう。

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この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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