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作成日: 2018.09.03

2018年夏「五反田バレー」発足!注目ベンチャーが集まる街「五反田」に住むという選択

2018年夏「五反田バレー」発足!注目ベンチャーが集まる街「五反田」に住むという選択

ここ最近、東京には雰囲気が大きく変わった街がありますが、五反田もその一つです。駅周辺のにぎやかな飲食店が並ぶ街というイメージの強いエリアでしたが、「ベンチャー企業が集まる街」として新たな価値を創造しています。「なぜベンチャーの街になったのか」の解説と共に、エリアの魅力や賃料、中古マンションの相場も分析します。

あの会社も!この会社も!五反田にオフィスのある有名ベンチャー

五反田は、住所で言うと「西五反田」と「東五反田」あたりになります。とくにベンチャー企業が集中しているのは「西五反田」で、五反田にオフィスをおく有名ベンチャー企業には、次のような会社があります。

  • 地域密着の無料広告掲示板の「ジモティー」
  • クラウド会計ソフトの「freee(フリー)」
  • みんなの得意のフリーマーケット「ココナラ」
  • AIを駆使した営業支援「マツリカ」
  • 飲食店予約サービスの「トレタ」
  • 監視カメラ画像解析の「セーフィー」など

すべてはご紹介できませんが、他にもたくさんのベンチャー企業があります。

五反田が「ベンチャー企業が集まるエリア」になった理由

五反田には、2018年夏現在で40社以上のベンチャー企業があると言われています。有名ベンチャー企業の増加が顕著になってきたのはここ数年のこと。2018年7月下旬には、注目度の高いベンチャー企業6社が中心になって「五反田バレー」を発足。日本のみならず、世界を代表する「ベンチャー企業の集まる街」を目指しています。

五反田が短期間でベンチャー企業が集まるエリアになった理由は何でしょうか?影響が大きいのは、山手線の駅で3つ離れた「渋谷の市場変化」です。渋谷へのオフィスニーズ増加による家賃の高騰、渋谷周辺の再開発による物件の減少などが、比較的近くにある五反田の人気を高めていると言われています。

渋谷のオフィス代替地としては、五反田との間にある恵比寿、目黒も考えられますが、すでに人気エリアということで賃料や物件価格が割高です。これに対して五反田は割安なことから、徐々にベンチャー企業が集まり出しました。

あわせて、五反田駅前で進められている街づくりもプラス材料になっています。五反田は、目黒や大崎と比べるとオフィスの老朽化が目立ちます。そこでさらなる発展を求め、品川区と五反田地域街づくり協議会とが共同で「五反田駅周辺にぎわいゾーン まちづくりビジョン」を策定し、計画が進められています。

このビジョンの中では、例えば次の計画が掲げられています。

  • ベンチャー向けのリーズナブルなリニューアルオフィスの供給
  • ベンチャー向けのレンタルオフィスやサポートサービスの充実
  • 貸し会議室等やホールなどビジネスをサポートする機能の充実など

五反田に近い大崎や品川も国際都市としての再開発が進んでいます。人気の「渋谷エリア」と「品川エリア」に挟まれた五反田の付加価値は、ますます高まっていくことが予想されます。

五反田は住む場所としても魅力的。「池上線五反田高架下」に注目

このような背景で人気が高まっている五反田は、住む場所としても魅力があります。エリア内を流れている目黒川は桜並木の美しさで知られ、ここで暮らしている人々に癒やしをもたらしてくれます。アクセスも便利で、JR山手線、都営浅草線、東急池上線の3路線が乗り入れていて、都内の広域にダイレクトでアクセスできます。

五反田駅前には飲食店が多く、一人暮らしの方に便利です。また、五反田というと歓楽街のイメージが強いですが、駅前から少し離れると池田山や島津山などの閑静な住宅街が広がっていてファミリーにもおすすめです。

最近の五反田駅周辺のトレンドとしては、おしゃれなカフェやショップが増えていることがあります。その代表が五反田駅から大崎広小路駅間(東急池上線)の高架下に2018年3月オープンした新たな商業施設「池上線五反田高架下」です。230メートルの高架下に個性的でユニークな店舗が展開。例えば、自転車ショップとカフェを融合した「STYLE B」をはじめ、話題のドーナツショップやクラフトビールバーが軒を連ねます。

一方、駅周辺イベントでは、各国のダンスや格闘技をテーマにした「ゴタフェス」、地元飲食店の肉メニューの人気を競う「五反田肉祭り」などユニークな催しが行われています。休日もご近所で楽しめそうですね。

五反田の賃料&中古マンション価格を周辺と比較

RENOSYでデータ検索してみると、五反田駅周辺には、賃貸マンションや中古マンションが数多く存在しています。やはりオフィスだけでなく住む場所としても狙い目です。

〈2017年賃料の中央値(1R・1K)〉
品川 90,000円
大崎 85,000円
五反田 87,000円
目黒 88,000円
恵比寿 120,000円

〈2017年中古マンション売買価格の中央値〉
品川 6,880万円
大崎 8,494万円
五反田 8,498万円
目黒 6,480万円
恵比寿 7,980万円

出所:RENOSY調べ

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この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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