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作成日: 2018.07.09

中古マンション契約前に忘れがち!設備の一覧表しっかりチェックした?

中古マンション契約前に忘れがち!設備の一覧表しっかりチェックした?

中古マンションの購入時は、「部屋に問題がないか」に意識がいってしまい、エアコンや水回り、給湯器などの住宅設備のチェックは甘くなりがちです。その結果、いざ入居してみたら「あると思っていた設備がなかった」「壊れていた」ということもありえます。今回は、こういったトラブルリスクを低減するためのコツを解説します。

住宅設備の取り扱いをあいまいにしているとトラブルになることも

中古マンションの内見時には、演出用のインテリアや照明、カーテンなどが室内にレイアウトされていることがあります。また、場合によっては内見の段階で居住している人がいることも珍しくありません。こんなときは、どの設備が不動産会社や前の所有者の物で、どれが自分の物になるのか線引きがあいまいなケースがあります。

また、内見のときは、照明やエアコンがあったので、それも含めて引き渡しされると思っていたら、入居するときには取り外されていたというケースもあるかもしれません。このようなトラブルを防ぐには、どの設備が付いてくるのかを契約前にチェックしておくことが重要です。

契約前の重要事項説明の付帯設備表を要チェック

どの住宅設備が引き渡されるのかについては、契約前の「重要事項説明」の付帯設備表に全て記載されています。重要事項説明書は、契約書とは別に物件の詳細や契約条件を記したもので、国家資格を持った宅地建物取引士から内容についての説明が必須です。トラブルを防ぐためにも、一点一点の設備を必ずチェックしておきましょう。

「あると思っていた設備がない」というのとは逆に、撤去されると思っていた収納や家具が放置されるケースもあります。残される設備は全て重要事項説明書に記載されるのが原則ですので、不要なものは撤去するよう明確に伝えましょう。

付帯設備表は故障内容などについても記載されている

では、設備に不具合があったときはどうすればいいでしょうか?付帯設備表には、何が引き渡されるのかだけでなく、引き渡されるものの現状についても記載されています。例えば、「換気扇の音が大きい」「エアコンの調子が良くない」といった不具合に関しても記載されているのです。ここをしっかりとチェックしていないと、引き渡し後にクレームを言っても「現状に納得して購入した」ということになる可能性があります。

もし、付帯設備表の内容に気になる記載があるなら、契約を締結する前に内見をもう1回行うことがおすすめです。そして、再内見の結果、不具合が許容できないレベルなら、「修理してもらう」「撤去してもらう」などを契約前に明確に取り決めておく必要があります。

記載と違う場合には、引き渡し後すぐに問い合わせる

引き渡し時、付帯設備表に記載されていたはずの設備がなかったり、記載されていなかったりする不具合が発覚した場合は、売買契約を仲介した不動産会社を通して売り主に確認や交渉をしましょう。また、売り主が不動産会社のときは、この不動産会社が交渉相手になります。

確認のタイミングは「気付いたときにすぐ」が絶対です。ある程度の期間が経ってからクレームをつけても、その不具合が契約前・契約後のどちらで発生したのかが判別しにくいため、交渉の難易度が上がります。マンションの売り主は、契約前に不具合箇所を買い主に伝えていなければ、不具合がない状態で引き渡す義務があります。

泣き寝入りするのではなく、しっかり現状を伝えてお互いの納得しやすい形で解決しましょう。このように中古マンションの購入時は、部屋そのものだけでなく、住宅設備のチェックも大切です。この部分さえしっかりやっていれば、トラブルリスクを抑えることができます。

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この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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